当たり前に思っていることの中に
意志や情熱、努力があります。
それを捉えて、ことばにしてみましょう。
例えば、
毎朝一番に出社している人は
会社に何時に到着するかを考えて、
自分の決めた時間に起きるために努力をし、
間に合うよう身支度をする習慣を作ってきました。
素晴らしいですね。
いつも自分から「おはよう」の挨拶をしてくれる人は、
おそらく誰よりも「おはよう」を返してもらえない経験を乗り超えています。
笑顔で挨拶する決意をもって、相手に気持ちよく届くことばがけをしている。
素晴らしいですよね。
机の上がいつも整理整頓されている人がいませんか?
退社するときにきれに片づける習慣をつけている。
素晴らしいですよね。
こんなふうに
周りに、自分なりの努力を続けている人たちがたくさんいます。
目立つ結果を出しているわけじゃなくても、
その人の素晴らしいあり方を見つけることができたら
その事実を認めることばを口にしてみましょう。
「いつも一番のりだね」
「今日も元気な“おはよう”だね」
「あなたの机の上はいつもきれいね」
「すごいね」「よくやったね」といった称えることばは不要です。
できている事実をそのまま言葉にして伝えるだけで
相手の人は
「自分をちゃんと見ていてくれている」と思って嬉しいはずです。
何がどうなのかを伝えているので、
自分が何ができている人間なのか、認めることもできて
その人の自己肯定感が上がっていくことでしょう。
認めてくれたあなたへの信頼度もアップします。
一見当たり前に思えることの中に宝があります。
「見つける力+ことばにする力」を磨きましょう。
典型的なほめことばを使う以上に効果的なコミュニケーションです。